目には見えないこと
みなさまおはようございます。
夏の3連休、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
私は昨日、創業以来(といってもまだ3年目)考えていた
一つの夢を実行することができました。
きっかけは起業して初めて参加した小さな異業種交流会で、
当時(まだ)純真無垢な私は
『いつか会社の経営を通じて社会貢献がしたいんです!』なんて、
みなさんの前でお話をしました。
すると、その場にいた50代の経営者がみなさんの前で、
『株式会社でやっててお金儲けしようってのに、綺麗ごと言って。みんな、覚えておこう。こういう会社は1年もたんよ。』っと、笑って、ののしられたのです。
その時は、涙がでそうで、まだ何も実行できていない自分が悔しくて、
言い返せなくて、唇噛み締めてその会をすぐに立ち去りました。
会社はお金がなければ始まりません。
お金がなくて、苦労したこともこの2年間でたくさんありました。
でも、会社の【存在意義】は「お金」ではない「何か」です。
今年の3月に弊社主催で「大平まゆみヴァイオリンコンサート」を実施させていただきました。
『オレンジリボン運動』の周知活動をさせていただいたことと、
みなさまにお買い求めいただいたチケット収益の一部を活用し、
昨日、児童養護施設で、訪問演奏をさせていただきました。
この活動に協力してくださったのは
ヴァイオリニスト大平まゆみさんと、佐藤郁子さんです。
児童養護施設にいる42名の2歳〜18歳の子どもたちの内8割は、
お父さん、お母さんがいる子たち。
離ればなれに暮らさなければならない理由はきっと複雑で、
単純なことではないのだと思います。
私がこの子たちに『会社の経営を通じてできること』は大きな寄付額ではなく、
『心の幅を広げる"何か"』だと感じ、そして実行することが出来たのです。
じっと、だまって聴いていなくていい。
何かあった時に、『こんなこともあったな』『この曲好きだったな』って
思い出してもらえたら、それでいい。
その子の人生において、何かのきっかけを提供できたら、
こんなに、みんなが幸せなこと、他にないと思うのです。
大平まゆみさん、佐藤郁子さん、
大場園長、(かけつけてくださった杉ノ目さん)
毎日園で子どもたちのお世話をされているみなさん。
そして、元気に楽しんでくれた園のみんな。
会社として【存在している意味】がすこしだけ、実感できた気がします。
最高に幸せで、
素晴らしい日を、ありがとうございました。

奥田萌